Lesson
レッスンのご案内
◆ 雅楽・笙レッスン
− 悠久の音色「笙」を奏でる −
1300年以上の歴史を重ねた世界最古のオーケストラ、雅楽。
その雅楽で用いられる笙という楽器は、奈良時代に唐から伝来しました。
優美なその形は羽を休めた鳳凰の姿に似ているため、鳳笙(ほうしょう)とも呼ばれています。
また、その音色は天から差し込む光を表す、と言われております。
雅楽はとても敷居が高いと思われがちですが、
昨今の邦楽ブームも重なり、以前よりも身近に感じられる様になってきました。
なにやら難しそう、年配の方がやっているイメージ...
決してそんな事はありません!
笙は息を入れ指穴を押さえる事で音が鳴るので、誰でも簡単に始められます。
また雅楽の習得は、楽器を持たない歌唱による練習から始まります。
楽譜が読めない方、楽器を触るのが初めての方にも丁寧に指導しますので、
心が落ち着く、素敵な音色をぜひ奏でてみましょう!
楽器をお持ちでない方も一度ご相談ください。
◆ レッスンについて
内容
楽器の取り扱い方、楽譜の読み方、唱歌、雅楽の歴史なども丁寧に説明いたします。
一番有名な雅楽曲「越殿楽」から取り組み、指運びと息の扱いに慣れていきます。
興味のある方には日本の唱歌・童謡、世界の民謡、現代作品まで幅広く指導します。
場所
2024年1月現在、レッスンは新大阪ココプラザを中心に行なっています。
奈良県・橿原市でのレッスンも可能です、お問い合わせ下さい。
・幸教寺
〒544-0032 大阪府大阪市生野区中川西2-16-7 [HP]
地下鉄今里駅より徒歩15分、JR環状線 鶴橋・桃谷駅よりそれぞれ徒歩16分。
お越しの際は大阪シティバスが便利です。「中川西公園前」下車、徒歩5分。
地下鉄 心斎橋・今里・長居・天王寺駅前、JR鴫野・難波駅前などから出ています。
35系統 85系統 いまざとライナー いまざとライナー〔あべの橋〕
お寺の本堂または和室でのお稽古です。
笙の音の響きや拡がりを感じながら学べます。
他、大阪市内のスタジオや公共施設でもレッスン可 ※別途スタジオ費がかかります
・ココプラザ (大阪市立青少年センター) JR新大阪駅 徒歩約7分
・スマイルズミュージックサロン 地下鉄各線 本町駅 徒歩約2分
etc..
形態
・個人レッスン
入会金:不要
別途スタジオ費がかかります
1レッスン/60分・・・6,000円
〃 /90分・・・9,000円
〃 /120分・・・12,000円
日時 :希望の時間帯を相談してレッスン日程を決定します。
レッスン回数、日時はご相談下さい。
支払い:1レッスン毎のお支払い。レッスン当日、現金でお支払い下さい。
※止むを得ずキャンセルされる場合、以下のキャンセル料をいただきます。
前日のキャンセル:レッスン料の50%
当日のキャンセル:レッスン料の100%
・グループレッスン、出張レッスン可能(応相談)
笙は旋律を奏する事はなく、合竹(あいたけ)という和音で曲の背景を描きます。
決して目立つ事はありませんが、曲の流れを作る重要な役割を担っています。
指や息のテクニックは勿論のこと、”耳を育てる”ことを大切に指導していきます。
基礎の基礎から丁寧に教えますので、ゆっくり楽しんでチャレンジしてみましょう!
洗い替え・調律のご案内
◆ 洗い替え・調律について
− 良い状態でお使い頂くために −
笙の不具合は特に下記の様なものが多いです。
音を鳴らすのにたくさん息がいる、音が鳴りにくい、重い、音が狂ってきた、
指穴を押さえていないのに音が鳴る、吹く時と吸う時で鳴りが違う... etc.
リードには青石という孔雀石(マラカイト)を砂張(さはり)製の器で摺り下ろし、
水で溶いたものがリードの表面と裏の切り溝に丁寧に塗ってあります。
青石を塗る理由は、呼気による湿気を吸収し結露を防いだり、
またリードの切り込みの溝から息の漏れるのを少なくする役目も持ちます。
演奏するにつれ塗っている青石が剥がれ落ちていくので、再度塗り直す必要があります。
青石が剥がれ落ちると、リードの切り込みの隙間が大きくなってしまい、
重く息苦しくなったり、音程(ピッチ)が狂ったりしてしまいます。
笙はとても繊細でデリケートな楽器です。定期的なメンテナンスは欠かせません。
美しい響きを保つために、年に1度は洗い替えをお薦めいたします。
*洗い替え調律
まず竹からリードを外し、根継部分とリードの蝋や青石を丁寧に清掃します。
次に砂張(さはり)製の器で、孔雀石(マラカイト)をゆっくり摺り下ろし、
水を入れて青石水を作り、それをリードの表面と裏の切り込みの溝に塗ります。
リードを蜜蝋と松脂を長時間煮込んで作った蝋で根継部分に固定し、
最後に蝋と鉛粉を使ってリードの錘(おもり)を調整し、音程を整えます。
*調律(微調整) のみ
音が狂ったり、吹く時と吸う時で鳴りが違ったりするのを調整します。
雅楽では黄鐘(A)=430Hzのピタゴラス音律が基本ですが、
洋楽に使われたい場合は、440Hzまたは442Hzの平均律で調律します。
料金 令和6年4月改定
・洗い替え調律: 22,000円+送料
1本のみ洗い: 2,200円+送料
・調律(微調整) のみ: 5,500円〜11,000円+送料
※楽器の状態が著しく悪い場合は、別途料金が必要となります。
納期は2週間〜約1、2ヶ月程度です。
当方まではご依頼者の元払い(発払い)で送って頂きます。
楽器が到着し確認して見積もり・納期をお伝えします。
完了後に代金を振り込んで頂き、確認次第、着払いにてお送り致します。
◆ お問い合わせ
2、3日経っても返信がない場合は、お手数ですが、tacchaaso[@]gmail.comまで直接連絡下さい。
([ ]を抜いて@を半角にして下さい)